こんにちは、齋藤です。
リフォーム産業新聞に、以前こんな記事がありました。
玄関まわりをリフォームすることで、
「家の温熱環境改善」
「不動産価値の向上」
というメリットが得られるとあります。
記事3段目に
「現代では家の中の環境は快適だけど、
外の環境はおざなりで不動産価値は下がるという現象が起きている」
とあります。
玄関まわりに緑を配置するということは、外とのつながりが緩やかなものになるということです。
この記事の
「玄関からお互いの気配が感じられることで、
積極的に自宅の景観を高めようという動きが生まれます。
また、玄関にちょっとした縁側的スペースを設けることで、
交流の場になります。
そうすることで、街全体の景観が向上していきます」
という部分を読んで、思い出した建物があります。
以下引用
引用終わり(出典:社会福祉法人 清遊の家・うらら保育園)
象設計集団の「清遊の家・うらら保育園」という、
特別養護老人ホームと保育園が1つになった建物です。
この建物は、外と内の境をあいまいにし、車いすでバルコニーの端から端まで移動できるようになっています。
この建物が建っている通りには、お祭りの際には山車が通るので、
バルコニーから車いすのまま、お祭りを見ることができます。
また、屋上菜園があるので、保育園児たちはホーム内を通って行き来し、
採れた野菜を一緒に食べるなどして世代を超えて交流します。
外と内、二つの施設の境を曖昧にし、成功した例だと思います。
以下は、弊社の施工事例です。
玄関前、内から外へ出る際にデッキや広く面積を取った階段などの
ワンクッションを配置すると、緩やかな変化をもたらす空間になります。
エクステリアも、毎日目にする空間なので、
家自体、街全体の景観の価値を高め、皆さまの生活をより良いものにしていきたいです。