こんにちは、齋藤です。
エクステリアに欠かせない存在であるシンボルツリーですが、
どんな樹木を選んだらいいのか、それぞれの特徴や手入れ方法などを簡単にご紹介いたします。
エクステリアの植栽計画は、冬に葉が落ちた様子をイメージしてから計画すると、
どこに何を配置すればいいのかが分かりやすいです。
「南側には落葉樹を植えて、冬に葉が落ちた際には太陽光が部屋に差し込むように。」
「北側には、北風をブロックするように常緑樹を。」
更に、「目隠しに窓の前に木を植えたい。」「この窓から奥の景色を切り取りたい。」
「キッチンから緑が見えるようにしたい。」
といったご希望が追加されれば、大体の配置は決まってきます。
◆常緑樹
・カクレミノ
葉の先が3つに分かれた形をしています。(ヤツデの小さい版)
成木になると、葉の切れ込みは目立たなくなっていきます。
植える場所:半日陰~日陰の場所が望ましいです。
水やり:日陰であればたまにあげる程度、極度に乾燥した日には水やりをします。
・ソヨゴ
風に吹かれるとソヨソヨという心地よい音が出ることからソヨゴと名づけられました。
雌の木にのみ、秋になると赤い実をつけます。
植える場所:葉が焼けるのを防ぐため、西日を避けつつ、
浅いところに根をはるので、強風の当たらない場所が最適です。
水やり:植えてから2年間は、土が乾いたら水をやります。その後の水やりは特に必要ないそうです。
◆落葉樹
花の色は、赤・白・ピンクがあります。
樹形が横に大きく広がる様子が美しいです。
風通しが悪いところでは、うどんこ病に注意が必要です。
植える場所:直射日光と西日をさけつつも、日当たりが良い場所が最適です。
水やり:植えた直後はたっぷりと水を与えます。
その後は、特に乾燥した日のみ水やりをする程度です。
・エゴノキ
初夏に、釣鐘錠の白い花を下に垂らすように咲かせます。
雑木風の樹形であり、品種もいくつかあります。
植える場所:半日陰~日当たり良好な場所。日当たりが良く、西日を避けた場所が好ましいです。
水やり:雨が降らない日が続いたときのみ、水やりが必要です。
夏場は注意が必要です。乾燥すると葉が上に反り返ります。
・アオダモ
雨上がりに樹皮が青緑色になります。4~5月頃に白く細長い花を咲かせます。
幹肌の模様が美しく、年月を重ねるごとにハッキリしてきます。
植える場所:半日陰~日当たりの良い場所。
水やり:土の表面が乾いていたら、水やりをします。
近い種類のハナミズキと比べると落ち着いた雰囲気で、里山の景色にぴったりの落葉樹です。
初夏に白い花を咲かせます。
植える場所:日当たりが良く、強い西日を避けた場所が最適です。
水やり:夏場など、特に乾燥した日に水やりをします。
以上、本当に簡単にですが、紹介させていただきました。
タカショー様の資料や、いくつかのHPを参考にしたのですが、
特に「HORTI(ホルティ)」というサイトが見やすく、検索もしやすかったのでお勧めです。