こんばんは、村山です。
建物を計画し始めたお施主様にとって、聞きなれない言葉も
出てくるかなと思い、まとめてみようかと思いました。
「土留め(どどめ)」・・・エクステリア業者、外構業者にとっては
毎日聞く言葉ですが、もしかすると、お施主様にとっては、
初めて聞く言葉かも・・・と思いました。
お施主様の土地と、道路 or 隣地の土地の高さが異なる場合、
土がこぼれないように設置する工作物を「土留め」と言います。
主な土留め一覧
・コンクリートブロック
地盤の差が大きくないとき(40cmとか)の場合は、コンクリートブロックで土留めをかける
ケースが多いです。ブロックといえば、今は12cm厚が一般的です(昔は10cm厚が多かったです)。
地盤高さが50cmなど、深くなる場合は、ブロック厚を15cmタイプにします。ブロックの厚みが
変わることで、土圧(土の重みによる圧力)に対抗します。
なお、化粧ブロックの15cm厚は化粧部分が厚みを出しているだけで、構造的な厚みは12cmなので、
ご注意くださいね。
・型枠ブロック(CP型枠)
地盤の差が大きい時(60cm以上~とか)の場合は、型枠ブロックにて、土留めを施工します。
CP型枠は中にコンクリートを充填することができますので、より強固な構造にて、
土留めを造ることが可能です。厚みも15cmや18cm、21cm、24cmと様々な厚みがあります。
RC擁壁のイメージで使えるブロックとして考えてください。
このクラスの擁壁はそれなりに金額がかかりますが、後から工事する場合は
莫大な金額になってしまうので、最初の段階で工事・計画をしておくことをオススメします。
・レンガ積み/レンガ小端立て/レンガ平建て
近年は、レンガ自体が以前のブームから去ってしまった為、あまり使用されませんが、
レンガでも土留めをすることが可能です。
・ピンコロ積み/ピンコロ縁石
昔は、簡単な土留めといえばピンコロでした。ピンコロは90角の石です。
・石積み
天然石での土留めはカッコイイです。しかし、お金もかかります。
時間と共に、植栽と馴染んで、風情も出てきますので、オススメですが、
ご予算を沢山取っておくことをオススメします。
初めて建物を建てる場合、わからないことも多々あると思います。
土留めだけでも様々な種類があります。ご予算との兼ね合いもあると
思うので、お早めに計画することをオススメ致します。
先程も少し書きましたが、後から工事すると高額になるケースも
ございます(施工クリアランスの関係上、建物を建てる前に
大型機械を入れて工事した方が安くなるなど)。いずれにしても、
お気軽にお問合せしてみてはいかがでしょうか。
ハウスメーカーでなくても、外構屋はありますので。