こんにちは、齋藤です。
エクステリアから離れた内容になりそうですが…。笑
ミュシャ展は、これまで2~3回行ったことがあるのですが、
今回はリトグラフ作品(ポスター)ではなく、スラブ叙事詩という
スラブ民族の歴史を描いた全20作の超大作の展覧会でした。
ポスターのようにパキっとした線ではなく、柔らかいタッチの絵でした。
会場に入ってすぐに、6m×8mの大きな絵が視界に入り、本当に感動しました。
ミュシャ本人がこの絵を常設するという条件でプラハ市に寄贈したのですが、
経済的な理由から常設用の展示施設は作られませんでした。
ミュシャの親族は、国外へ持ち出すことになる、今回の日本での展示に反対していたそうです。
複雑な心境でチケットを購入したのですが、
やはり日本で見られて良かったと思ってしまいました。
大きな絵の展示準備の様子を、公式HPから動画で見ることができます。
作業服の背中に「ミュシャ団」と書いてあるのがカッコいいです。笑
1つのコーナーでは、写真撮影可(フラッシュ不可)でしたので、ここぞと撮ってきました。
無理矢理エクステリアに話を繋げるとしたら(笑)、色使いや構図の面白さでしょうか。
1つの絵の中で、敵味方を区別するため、時代を区別するために、色分けがされています。
別の絵では、上半分は天上界の様子、下半分は人間の世界の様子を描いていたり、
何の脈絡もなく、不自然に浮いている人物が描かれていても、全体を見るとまとまっています。
エクステリアを構成する、門袖・アプローチ土間・車庫土間・階段・庭のデッキ等々を組み合わせるとき、
いつも収まりに悩みますが、最終的にカッコいいパースが取れると達成感があります。
土間タイルや石材の色で迷った場合は、全体の雰囲気に合うものを色違いでパースを載せたります。
また、お客様から図面を見て気に入ってくれたという話を聞くと嬉しいものですね。^^
同時に草間彌生展も開催されていたので、平日でもとても混んでいましたが、
6月5日まで開催されていますので、ミュシャファンの方は是非!