こんにちは、村山です。
前回のブログ更新から、間隔が開いてしまいました。久しぶりに書きます。
以前の大型台風の被害で、既存大谷石塀が一部倒壊した現場がありました。
理由は、脇にあった植栽が風の影響でバタつき、それが既存ブロックを
押したことがきっかけでした。既存大谷石は玉石擁壁上に、
積んでいる状態(鉄筋無し、置いているイメージです)だった為、
今回は特殊基礎を造り、そこから、鉄筋の入るコンクリートブロック(大谷石風)にて、
遣り替え工事を実施しました。
↑こんな感じになりました。 元々、積んであった大谷石と同じものだと、鉄筋が入らない為、 鉄筋の入る二次製品のブロックを使用しました。下から、鉄筋を 立ち上げたガッシリ基礎を作り込み、そこにブロックを積みました。 下が玉石擁壁だった為、特殊基礎となっております。 完成した状態だと、分かりずらいので、基礎工事中の写真も撮ってきました。
↑整然と並んだ鉄筋、縦筋は400ピッチです。弊社は縦筋を40cmピッチで工事を実施します。 これは、大手ハウスメーカー同等の仕様です。業者さんによっては、縦筋を80cmピッチで 工事するところもあります。施工費は上がってしまうかもしれませんが、 鉄筋はブロックの骨にあたる部分ですので、安心施工の40cmピッチをオススメ致します。 また、基礎からシッカリ工事しておくと、台風だけでなく、地震でも安心です。 完成してしまうと見えない部分となりますが、そういった見えない部分の工事こそ、 お引渡し後のことも考慮すると、大切だと思います。
↑個人的には、ここがツボです。特殊基礎のコンクリート打設の為に、 組まれた枠です。丁寧で、綺麗で、バラすのがもったいないと思いました。
↑サンプルで取ったブロックです。結局、真ん中の商品を使いました。 このブロック、こちらはハーフサイズですが、フルサイズになると、 1本が58キロです(今回はフルサイズを積んでいます)・・・自分で 持って実験してみたのですが、私だと持ち上げるだけで精一杯で、 これを綺麗に積むのは・・・職人さん、すごいです!!
台風被害の場合、火災保険に入られているお客様は、遣り替え工事や補修工事など、
保険でまかなえることが多いです。案外知られていないのですが、
万が一の為の保険ですので、一度、保険会社様に聞いてみてはいかがでしょうか。
他にも、フェンスの倒壊、植物の倒れ・・・など、今回の台風は
いろんな話を聞きました。弊社で工事をされていないお客様でも
遣り替え工事など対応しておりますので、お問合せ頂ければと思います。